さまざまな説がありますが、そのうちの一つにモルヒネ様物質が体内で作られ痛みを軽減させると言われています。 またハリ・灸を行う事により、血管が拡張し血流が良くなり痛みの原因を運び去るとも言われています。
- モルヒネ物質が体内で作られ、痛みを軽減。
- 血管が拡張することで、血流が良くなり原因を運び去る。
最近は患者さん達が、はり・灸の勉強をとてもよくされていて、私の治療室に通院中の方にも、現代医療・鍼灸・漢方などを上手く使いこなしている方が多くなりました。
鍼灸どちらもそれぞれに効果があり捨てがたいものです。お灸は熱いのでいやだと言う方もいらっしゃいますが、慢性病にとても良く効きます。また、熱くない、とても気持ちのいい温灸もあります。冷え性の方などには効果的です。
低周波のような電気を流すハリをする場合もあります。症状に応じ、また患者さんの感受性を見ながら、患者さんの希望も入れながら治療方法を決定していきます。
主な作用
- 鎮痛作用
- 自律神経やホルモン系への調節作用
- 血流改善作用
- 免疫系に作用し、自然治癒力を高める
- 副作用がなく、安全
はり治療 Q&A
- 鍼を刺すときは痛いんじゃないの?
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通常は0.18mmと極めて細い針を使用するので、ほとんど痛みは感じません。 慣れると気持が良いとおっしゃる方が多いです。「針で刺す」イメージと言いますと、縫い針で刺す、注射針で刺した時の事が思い浮かび、痛い、怖いと考える方が多いようですが、太さが全く異なりますので心配はありません。ただ、症状により針を深く刺す必要がある場合は、ズシーンと響くような事もあります。この響きに対する好き嫌いがあり、好きな方はとても気持ちが良いと言いますが、嫌いな方は「痛い」と表現される場合があります。
- 病気がうつったりしないの?
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1本、1本滅菌パックされた使い捨ての鍼を使用していますので、感染の心配はいりません。
- 治療中に折れたりしないか心配・・・
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日本国内一貫生産セイリン社製の品質保証された鍼を使用していますので、安心です。
お灸 Q&A
- 熱くないの?
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心配いりません。お灸には直接皮膚の上にもぐさをおいてすえる直接灸と、しょうがや紙類の上にもぐさを置いてすえる間接灸があります。 間接灸は温かくて、気持ちが良くあとも残りません。 患者さんにも好評です。 当院で行っている棒灸も間接灸に入ります。
- あとは残らないの?
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直接灸も昔のようにもぐさは大きくなく、底面が2mm程の小さなお灸をすえますので、あとはあまり目立ちません。ただしお灸の痕がつくのは嫌だと思う方もいらしゃるので、直接灸をする場合は患者さんの了解をとるか、希望する人にしかすえません。しかし免疫力を高めたい時にとても効果がありますので私自身は大好きですし、患者さんにお勧めしたくなります。